「人の内なる路(みち)を清める場所」 清内路(せいないじ)村
宮大工櫻井三也棟梁が住み、三清建築のある南信州清内路村。
年間を通じてこの清内路村を訪れている長野県内外の若者らが、18日「週末清内人から見た清内路」を開き、
住民の気付かない清内路村の魅力を語りました。
以下、5月20日付けの地元新聞の記事を紹介します。
週末清内人は、国際ボランティア団体の若者が2000年から年に数回行っていた週末ワークキャンプを発展させるかたちで、昨年からスタートした通年企画。村の魅力を継続的に体験・発信しようと、ライフラインのない古民家を拠点に、住民有志とともに自然や伝統、食文化の体験や、クラブイベントなどを楽しんでいる。参加者はインターネットの「ミクシィ」で募っているのが特徴で、これまでに延べ260人が参加している。「私たちはなぜ清内路へ行くのか」と題したパネルディスカッションでは、活動を通じた村外の若者の驚きと、その反応に対する住民の驚き、双方が感じる喜びとニーズを様々な角度から自己分析し、報告した。
リピーターになった理由について、塩尻市役所職員で国際ボランティア団体「NICE」の長野県代表の佐藤智樹さんは「自然豊かで食べ物がおいしいという地域はほかにもある。清内路に何度も来るのは、温かく迎えてくれる人がいて、その輪が広がるから。大切な人と過ごす時間は人生の喜びだ。」 愛知県庁勤務の岡田清美さんは「清内路は、生活の原点や肌で感じられる伝統を毎回教えられる学びの場。その対価を求めず互いに楽しめる」。 浜松市のNPO職員・袴田泰史さんは「人としてこうありたいという理想について考え、自分を見つめ直す機会が得られる。清内路とは『人の内なる路(みち)を清める場所』という意味ではないか。帰ってからの余韻もよく、また来たくなる。」と話した。
コーディネーターを務めた週末清内人のスタッフ代表・田中義治さん(34)=愛知県海部郡美和町=は「本物の人間関係と豊かな自然、伝統はごまかしようのない圧倒的なもので、これを見せつけられたら素直に学ぶしかない」と語り、住民には「モチペーションに対する手助けをするから、この良さをいつまでも守ってほしい。活動に奥行を持たせるためにも積極参加を」と呼び掛けた。 「住み続けたい地域を存続させるには何が必要か」の問いに、住民として活動に参加している桜井八郎さんは「以前は行政におんぶにだっこだったが、阿智村との合併を考える中で、多くの人が『自分たちでやれることはやらねば』という意識を強くした。今後もその方向で取り組みたい」。 地元スタッフの桜井俊数さんは「嫌々参加するならしない方がいい。楽しんで取り組み、(地域を一層)元気付けたい」と意欲を語った。

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