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森厳雄偉な迫力 「神護寺薬師如来立像」(京都市高雄)
本物の仏像は生きています。
その精神性を感じとり、撮影し写真として表現する気概は、並大抵ではありません。
京都嵯峨野から周山街道を北山へ、徒歩にて急な坂道を高雄山麓から神護寺へと向かう。
参道から見上げる三門をくぐり、金堂まではいま暫らく。
本堂奥の薄暗い壇上、目の高さがちょうどお薬師如来の足元です。
眼を凝らしてじいっと見入ります。
息が止まり、腹の底から突き上げたものが、脳に溢れます。
ほっとして目頭が熱くなります。
ふっと息が漏れて、力が抜けて、眼尻から真珠がこぼれます。
“森厳雄偉な迫力” まさにその通りです。が、とても柔和なお顔に思えます。
それにしても、土門拳氏の写し撮った仏像の精神は、すごい。
生きている仏像の魂が彼に乗り移っているようです。
土門拳氏の故郷、山形県酒田市をぜひ訪ねてみたいです。
「おしん」の奉公先も酒田でしたね。




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